「一点なんていいハンデですよ。」
こいつ挑発に乗ってきやがった。
ますますむかつくヤツ。
「フーン、ならこっちも本気で行くけど。」
「望むところです。」
それからの試合は
互いに譲らずシュートを打っても外したり
ボールを奪われたりの攻防戦。
…なめてたわけじゃねーけど
代表になるくらいだったんだから
普通に上手いよな。
そこは認めてやる。
でも
「お前は自分の見栄の為に
この勝負してるんだろ?」
俺の言葉に一瞬動きが止まった。
知ってたよ、最初から。
「でも俺は違う。
どんな理由があったとしても
結愛に近づくやつは許さねぇ。
あいつは生まれた時から死ぬまでずっと
俺がそばにいるんだよ。」



