「ん~、話したほうがいいかな?」
「軽くは話してみたほうがいいんじゃないかな?」
そっか、そうなのかな。
今日の帰りにでも話してみようかな。
そして帰り道。
いつも通り広斗といつもと変わらない道を歩く。
「ねぇ、私のクラスの渡辺君って分かる?
劇で王子様役やってた男の子。」
私の口から男の子の名前が出たことが
気に入らなかったのか
ムッとした顔をした。
「分かるけど…。
あいつがなに?」
「なんかさ、文化祭終わってから毎日
放課後遊ばない?って
誘われてるんだよね。」
「は?」
そりゃ、は?だよね。
私もそうだもん。
「そいつ、結愛の事好きなわけ?」



