そもそも広斗はなんて答えるんだろ…。
「結愛。」
「ん?」
私にしか聞こえない声で
広斗が話しかけてきた。
ジャスチャーで耳を近づけろというから
少し背伸びをすると
「変なこと言ったらただじゃおかないから。」
ニヤッと怪しげに笑う顔は
…もはや悪魔だ。
「「キャーーー!」」
気付けば隣で二人がキスしていて
とうとう私たちの番が来てしまった。
「さぁ!最後は優勝ペアに聞いてみましょう!
まずは彼女さんからどうぞ!」
えぇ!?
どうぞとか言われても
なんて言えば…!!
ジーっとステージの下から感じる視線。
それに耐えきれず
絞り出した答え。
「…お、俺様だけど優しいとこ?」



