ふと、隣に座ってる広斗に目を向けると
「寝てるし…。」
よくこんな騒がしい中で寝れるね。
まぁ、でも暗いから寝れないこともない?
実際寝ちゃってるしね。
「おーい。」
呼びかけても無反応。
「ひーろーとーくん。」
ほっぺをツンツンしても起きない。
「起きてー。」
ガシガシと体を大きく揺すってもダメ。
んー、あ、そうだ。
ーーーチュッ
ほんと一瞬だけ
触れるだけのキスをした。
「ひゃっ」
するとあれだけ何しても起きなかったのに
目はパッチリ開いていて
素早く膝の間に引き込まれ
後ろから抱きしめられる形で体育座り。
「いつもそうやって起こしてくんね?」
振り返ると
嬉しそうに口角を上げた彼は
寝起きだろうと整った顔をしてる。



