「広斗って顔はあまり赤くならないけど
耳が真っ赤になるんだよ。」
背伸びして耳元でそう教えてあげた。
そしたらやっぱり知らなかったんだね。
目を見開いて驚いてた。
「なんか初めて勝った気分!!」
自分の今の格好とかどうでもよくなって
ニコニコしながら
撮影用に作られたセットのほうを
見に行こうとしたんだけど。
「そんなにいじめてほしいんだね?」
…結局いつものパターンなの?
ゆっくり振り返れば
やっぱりそこにはいつもの、
ううん、いつも以上にわる~い顔した広斗。
「や、ちが…っ」
「なんも違くないよね?」
だめ…っ!
「この衣装借りれたよな?
ちょっと出てくるわ。」
いやぁぁ~~!!



