いつだって広斗は
私のヒーローだった。
好きって、結婚するって
言ってもらったことも、
初めてのキスをしたことも、
子供の一時の感情だったとしても
私の大切な思い出。
今でもあの時の約束が
叶うってちょっとだけ
信じちゃってる。
ほんと
「バカだなぁ…」
と呟いたところで
担任が入ってきて
朝のHRが始まった。
いつもの通り、ながーい眠くなる授業を終え
帰りの支度をしていた。
「結愛、今日どっか寄ってかね?」
「達也と出かけるくらいなら
1人で行きます~。じゃーね。」
毎日恒例となってる
達也の絡みを交わして
校門を出る。
明穂とは約束をしていない限り
あんまり遊ばない。
なにせ竜がべったりで
私にすら嫉妬してくるから。



