「結愛、こっち向いて。」
感動で涙が零れそうなのを抑え
広斗を見上げた。
見上げた先の広斗は
すごく真剣な顔をしていたけど
その中には優しさが詰まっていた。
「結愛、今までごめんな。
成長するにつれて
どんどん距離が出来て、素直になれなくて
意地悪なこともした。」
柔らかい声に抑えていた涙が
また溢れそうになる。
「でも、これだけは分かっててほしい。
あの時から今までも、これからも
俺の気持ちはずっと変わらない。
ずっと結愛が好きだ。
だから改めて誓わせてほしい。」
あの時の記憶がフラッシュバックする。
あの時と背丈見た目は変わっても
同じ動き。
ポケットに手を入れた広斗は
小柄な箱を私の前に差し出した。



