その日は私の両親の記念日だったんだけど
広斗の両親もちょうどお店が定休日で
一緒に来ていた。
そして撮影が終わった後、
私と広斗の両親がスタッフさんと
話をしに行って
私たち二人がチャペルに残された。
そしてその時ーーー
「結愛!大きくなったら俺と結婚しよう!」
その時はまだ小さかった広斗は
ポケットから
夏祭りの出店でとったおもちゃの指輪を出して
私の左薬指にはめてくれた。
もちろん返事は
「うん!結婚する!」
こうして子供ながらに
未来の約束をして、
神様の前で愛を誓い合った。
その時のことは
今でも鮮明に思い出せる。
だってあの時が私のファーストキスだったし。
あの指輪は宝物箱に入れて
大切にしまってある。
まさかそのこと覚えてるなんて…



