「あー、邪魔者も消えたし、行くか。」
自然と繋がれた手に熱が帯びていく。
そして数歩歩いたと思ったら
急に立ち止まり振り返った広斗が
「今日雰囲気違うけど可愛いな。
似合ってる。」
と言い髪型が崩れないように
優しく頭を撫でた。
……目の前にいるのは
本当に広斗なんでしょうか。
え!?なに!?
なんでこんなに甘いの!?
王子様化してない!?
頭がパニックになりながらも
心臓はちゃんとドキドキしてる。
…かっこよすぎる。
「かっこいい?
今日の結愛は珍しく素直なんだな。」
「え!?口に出てた!?」
嘘!
「ちゃんと声に出てたけど?
まぁ、そうやって言葉で伝えてくれたら
俺も嬉しいんだけどな~。」



