「ち、違うよ!?
全然そんなんじゃないから!
自分で勝手に転んだだけ!」
自分のせいだなんて思ってほしくなくて
そう言ったけど逆効果だったみたい。
「ほんと、嘘つくの下手なのな。
初戦の相手俺のファンだったろ?
まじでごめん。」
さっきよりも顔をしかめ
眉間にしわを寄せながら
優しくテーピングの巻かれた
足首を撫でた。
どうしちゃったの広斗…。
こんな素直に謝るし悲しそうな顔するし。
てか、そもそも広斗のせいなんかじゃないのに。
「広斗?本当に大丈夫だからこれくらい!
それに広斗のせいじゃないから!
確かに相手は三年生で広斗のことが好きだったかもしれないけど
避けきれなかった私の責任だよ?」



