「それでは!決勝トーナメントを始めます!」
審判の声とともに始まった体育祭二日目
決勝トーナメント。
今日は負けたらそこで即試合終了だから
初戦から気は抜けない。
ピーーーーっという
笛の合図とともに始まった私たちの試合。
やっぱり決勝トーナメントなだけあって
相手も強いし、しかも三年生。
「邪魔よ、どきなさい。」
「…っい」
そして最悪なことに
対戦相手の先輩たちは広斗のファンのご様子で
審判には見えないように
さっきから私にだけファールしてくる。
「ちょっと審判今の!!」
「大丈夫だから!」
メンバーの一人の子が抗議してくれたけど
どうせファールだなんて気付かないし
なんかこのまま終わらせるのは悔しいから
きっちり試合で勝ってやる…。



