体育館はすでに決勝リーグに勝ち上がった選手と
その応援をする人で溢れかえっていた。
「キャーー!」
「広斗と律が来た!!」
「かっこいいー!」
「頑張ってぇ!!」
入口に入った途端この歓声。
嫌でも自分がモテることを実感する。
まぁそんなことよりも、
俺は女子コートのほうへ向かい
結愛の姿を探した。
チラチラと視線を送られるが気にせず
コートのほうへ進んでいくと
一試合目なのか待機中の結愛を見つけた。
…ちゃんとハチマキも巻いてるし。
その姿に頬が緩んだことは秘密。
「結愛。」
緩んだ頬を戻しながら近づいて声を掛けると
俺に気付いてなかったのか
少しびっくりしたような顔をして
今度はまた顔を赤くしていた。



