「でどうしてそんな話に?」

 事情を説明した。

 「話戻るけどその言動を私しか見た事ないてのが不思議やね!」
 「それは不思議やなぁ」
 「不思議と言えば翔琉(かける)先輩は小学生の時一度、沙九来を助けてくれたんや」
 「里九(りく)何処が不思議なの?」
 「まるでその事故が起こる事がわかってたみたいに俺ら通り越して事故りかけた沙九来(さくら)を庇ったんや!まぁ二人共病院送りになったけど」
 「それ俺の時と似てる!俺の場合は口頭で言われたけど」
 「翔琉(かける)先輩とその時出会ってたやなんて初耳やで!去年の時なんか初めて会った気がしなかったんだ!」