「美緒、翔琉君は?」
「翔琉は熱出して休み」
「雨に濡れたせいだ。私が帰る時にライト君の事忘れてなきゃ・・・」
「ライト君?あ、兎のマスコットの事ね」
「私のバカ!」
「でも怜恩さんがお風呂に入れたて言ってたけど・・・ひいちゃたんだね」
「雨に濡れて翔琉君が風邪ひくなんて珍しいね」

昨日、話した事を波瑠と信也君に共有した。

「こんな現実悲し過ぎる」

その日を境に翔琉は学校休み続けた。
夏休みが終わっても翔琉は休んでいた。
私達はお見舞いに毎日通った。