「その子の家族も協力してその子を成仏させる事を決めた」
「でもなんでその子悪い霊になったの?」
「その子が恋をしたからやで」
「もしかして翔琉の事が好きになったの?」
「そうだろね。その子のこの世の未練を増やしてしまった」

好きな人のそばに居たくて邪魔してるんだ。

「周りの人に偽りの記憶を植えつて・・・」
「でもなんで翔琉だけわかってるの?」
「たぶん。木から落ちた時にその子に関する記憶を忘れてたから消えなかった。思い出せてよかった。これも美緒のおかげ」
「私は何にもしてない」

私は別に他の子に取られたくないだけ。
翔琉と言う存在を取られたくないだけ。