私は甘えるの好きだ。

甘えるのにかなり憧れていた。

もし彼氏が出来たら膝枕をしてもらい、耳かきもしてもらい、ご飯は食べさせてもらう甘い妄想を繰り返していた。


幹太が近づいてくる。そして手を握ってくる(えっ、何!?)

そして幹太が抱きついてくる(キャー。始めて男の子に抱きしめられた…)

私は身体の力が抜ける。そして、頭から湯気が出そうになり混乱する。


………!?


心臓の音がドラムを鳴らしてるみたいに身体の中に響いた。そして心臓が飛び出るような感覚が襲ってくる。



幹太が私の耳元で甘く囁く

「好きと言ったら付き合ってくれる?」と、いきなり告白してくる!?

えっえっえっ…

私は混乱した…

幹太がまたいきなり抱きついてきた。
私は頭が真っ白になり、されるがままにハグをされる。

顔から火がでそうなくらい恥ずかしい。火じゃなくて炎が出るくらい燃え出してそう。

その勢いで幹太はキスを求めてきた。

私は身動きできずキスを受け入れた。

私の初めてのキスはカラオケの密室でした。
キャー。恥ずかしー。