「せっかくミワコちゃんと休憩入れたし、話があって…」

もしかしてさっきはしゃいでたの怒られる?

そう思った時だった。

「ミワコちゃんはリョウ君の事好きなんだよね?」

思いもしない言葉に私は黙り込んだ。

「やっぱりそうなんだ。実はね、私も好きなの。リョウ君を初めて見た時からずっと」

何だか何も言えないし、身動きすら取れない。

「リョウ君を初めてみたのはちょうど一年くらい前かな。この店に入ってきてね、それからずっと。いろんなリョウ君を見てきたし、知ったの。」

こんな事を思うのはよくないかもしれないけど、
"私はあなたよりリョウ君の事見てる、知ってるのよ"
そう言われてる気がした。
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