きっとリョウ先輩が代わってくれたんだ…
私はかなりしんみりしていた。
そのせいでか、次の日の休みがリョウ先輩と被っている事に気付かなかった。
「何ボーッとしてんだよ」
後ろから飛んできた声の主は…ヤツ。
はぁ…せっかく嬉しい気持ちに浸ってたのに…
「うるさいなぁ、もう…」
私の声、そんなにうざそうだったかな?
そんなに不機嫌そうだった?
そんなにいつもと違うかった?
アンタが素直に「あーわりぃ…」なんて言ったから、私は何故かヘコんだ。
ヤツが店頭に出てって、私は自己嫌悪に陥った。
ごめんってば。
心の中でヤツに謝った。
「ミーワコっ!」
そしてまた背後から声が飛んできた。
声の主は、大好きで愛しいリョウ先輩。
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