ピュアラブ

「車ん中からユウ達の楽しそうな声聞こえたら何か…頭に血ぃ登っちまってさ。ごめんな、怒鳴ったりして」

「……ぅぅ…ヒック」

「もう泣かないでくれよ」

リョウ先輩は私を抱き締めた。

私はずっとリョウ先輩の腕の中で泣いてた。

抱き締められたり、いつもなら緊張してしまうけど、この時はただただ泣いて…

リョウ先輩を心の底から愛しいと思った。