コンビニに付くと私はもうしっかりと見覚えた車を見つけた。

「ユウの車じゃね?」

リョウ先輩も気付いたみたいで、私に話を振った。

「よくこのコンビニで見るよ」

とサラッと言う私の手をイキナリ、リョウ先輩は握った。

リョウ先輩に手を握られたのは初めてだった。

私の顔は自然に赤くなっていく。

コンビニに入るとすぐにヤツを見つけた。

背が高いヤツはいつでもどこでもすぐ見つかる。

リョウ先輩はヤツに近付き、「お疲れ」と声をかけた。

ヤツも頭を下げる。

その時だった。