両手一杯のプレゼントやら手紙やら何やら。
大きな紙袋2つに納めて、それを樹は面倒そうに持ちながら歩く。
「今回はしぶとかった…」
小さく漏らした呟きは、微かな嘆きのような。
…気もしないでもない。
あれだけ冷たくあしらっても尚、
樹に対して強引にプレゼントを渡して来た女の子達。
「そんなにいっぱい。…持って帰るの、大変だね」
廊下を歩きながら、小さく呟いた。
「だから今、考えてる」
ハァーッと溜め息を深く付いてから考える素振りを見せた。
そもそも…
考えるって言ったけど、何を考えるの?
と思うんだけどね。
「そう、なんだ…」
やけに元気が出ない。
嫌な女だと思いながらも、こんなに大きな紙袋いっぱいに入ってるプレゼント。
それが目に入ると凄く心がキュゥ…ってなって。
胸がキツく苦しくなっちゃう。

