君は僕のもの 【続】





何だかんだで樹のあんな態度。

普通ならきっと大問題で、最低な人って形で終わるのかもしれない。


だけど樹は“氷の王子”

そんな冷たさを含んだ態度は、きっと予測が出来てたんだろう…


最終的には丸く収まってしまう訳だ。



だけど妙にポッカリ。


昨日とか朝までの気力も元気も無くなって…

空白感が広がってるみたい。



思うのは、多分。


あたしはズルいのかな…とか、我が儘なのかな、とか。

些細なこと。


休み時間の度にプレゼントを持って現れる女の子達。

それを拒否する樹。

無理矢理にも渡されたら、プレゼントを見ることもしないで、

ポイッと紙袋の中に入れる。


毎年眺めてた筈、
『誕生日とかぐらい態度変えればいいのに』

昔、美菜と一緒に教室の片隅で言った覚えがある言葉。



無愛想だなって。

冷血人間だな…って、そう思ってたのに。



こんなに近くで感じると、

樹を好きな気持ちが分かる今だと、複雑な糸が絡んだモヤモヤ感に襲われる。