「家の者とも話して、お世話になることにしました」 嘘をついても仕方がないので、昨日爺と話したことを紹介屋に話す。 紹介屋は聞いているのか、いないのか、適当にあいづちを打っている。 あらかた話し終わり、紹介屋を見ると、グラスを磨いていた。 「あ、終わりましたかぁ~?」 顔をあげ、意味深な笑みを浮かべる。