「シュトラール、君は今謹慎中の身ではなかったかな?何の権力のもない一般人が拳銃など振りかざして良い時代になったっけ?」 声の主は、普段あの秘密の部屋から滅多に出ることがない上司だった。 「何を思いついたかは知らないけど、これからの話は一般人は立ち入り禁止だよ」 「ですが!!」 珍しくリズが食い下がる。 「まぁ、君はただ謹慎中なだけだからいいとして、あのお嬢さんに聞いてもらうような話じゃないね」 あの、と顔を向けた先には、小窓から外の様子を伺うフェニルの顔があった。