尾野匡人 という名前と、綺麗な空のアイコン。 嬉しくてそっと名前をなぞっていたとき、ブブッと携帯が震えて。 慌ててトークを開くと、尾野くんからの連絡だった。 .*・゚ .゚・*. そして、今に至る。 ふわふわと浮かれる気持ちを抑えるのに必死だ。 にやにやと緩んでしまう頬を思い切り引き締めて、私も返事を返した。 『綿谷紗帆です。 ありがとう。味方がいるだけで、なんでもできる気がする。』 .*・゚ .゚・*.