「おかわりしてくださいね。あと一杯でちょうど空になるし」
月君が差し出した椀に、最後のきりたんぽを入れて花菜は、にんまりと笑みを浮かべた。
誤魔化されないぞとばかりに、月君が睨む。
「やだなぁ、信用していないんですか? まぁ確かに変な話ですけど、友達だと思って声をかけて付いて行ったら」
「狐だったと?」
「はい!その通り」
「その狐はどうしてんだ?」
「この鍋を食べたら、どこかに行ってしまいました」
「この食材は、ここにあったのか?」
「はい。狐が何か作ってくれと言ったのですから、狐が用意したのではないでしょうか」
月君は、疑わしそうに小屋の中を見渡すが、怪しい物は見つけられないようで、またギロリと花菜を睨む。
「狐の臭いなどせぬがな」
うっ……これには言葉がない。
確かにこの小屋はこざっぱりとしていて、住んでいる者がいるとすれば、明らかに人間だ。
エヘンと空咳をして誤魔化した。
月君が差し出した椀に、最後のきりたんぽを入れて花菜は、にんまりと笑みを浮かべた。
誤魔化されないぞとばかりに、月君が睨む。
「やだなぁ、信用していないんですか? まぁ確かに変な話ですけど、友達だと思って声をかけて付いて行ったら」
「狐だったと?」
「はい!その通り」
「その狐はどうしてんだ?」
「この鍋を食べたら、どこかに行ってしまいました」
「この食材は、ここにあったのか?」
「はい。狐が何か作ってくれと言ったのですから、狐が用意したのではないでしょうか」
月君は、疑わしそうに小屋の中を見渡すが、怪しい物は見つけられないようで、またギロリと花菜を睨む。
「狐の臭いなどせぬがな」
うっ……これには言葉がない。
確かにこの小屋はこざっぱりとしていて、住んでいる者がいるとすれば、明らかに人間だ。
エヘンと空咳をして誤魔化した。



