――本当にお迎えなのだろうか?
もし、お迎えでなければどうなるのだろう?
周りには人家もない。来るのが迎えの人ではなく悪人だったらと思うと今更ながら不安になった。
外を照らすものは月の明かりだけである。
その月も雲が薄くかかっているので、心もとない薄明かりだ。
やがて走ってくる馬に乗る人影が大きくなり、顔が見えてきた。
――あれは。
「うそでしょう?」
「花菜姫! 花菜姫はいるか?!」
自分を呼ぶ大きな声がする。
慌てて花菜は、扉を開けた。
「碧の月君、どうして……」
そう言うなり花菜は抱きしめられた。
「月君?」
「良かった。あぁ、良かった」
もし、お迎えでなければどうなるのだろう?
周りには人家もない。来るのが迎えの人ではなく悪人だったらと思うと今更ながら不安になった。
外を照らすものは月の明かりだけである。
その月も雲が薄くかかっているので、心もとない薄明かりだ。
やがて走ってくる馬に乗る人影が大きくなり、顔が見えてきた。
――あれは。
「うそでしょう?」
「花菜姫! 花菜姫はいるか?!」
自分を呼ぶ大きな声がする。
慌てて花菜は、扉を開けた。
「碧の月君、どうして……」
そう言うなり花菜は抱きしめられた。
「月君?」
「良かった。あぁ、良かった」



