そう考えると今回の行動には不審な点があるものの、結局、【事件】として届けるには早いだろうということになった。
「明日、また来てみます」
「申し訳ございません。もし姫が戻りましたら、すぐにお知らせします」
「そうしてください」
そう言って月君は家司と共に中納言邸の門を出た。
通りに出たものの、月君は立ち止まったまま動かない。
「お前は先に帰れ」そう家司に声をかけると、おもむろに馬に乗った。
「碧月さま?」
「私は少し散策してから帰る。中納言の家からいつ連絡があるかもわからない。とにかく邸で待て」
月君はそう言い残し、馬を走らせた。
「明日、また来てみます」
「申し訳ございません。もし姫が戻りましたら、すぐにお知らせします」
「そうしてください」
そう言って月君は家司と共に中納言邸の門を出た。
通りに出たものの、月君は立ち止まったまま動かない。
「お前は先に帰れ」そう家司に声をかけると、おもむろに馬に乗った。
「碧月さま?」
「私は少し散策してから帰る。中納言の家からいつ連絡があるかもわからない。とにかく邸で待て」
月君はそう言い残し、馬を走らせた。



