***
「ハァ……」
「なんですか、来ていきなり、その溜め息は」
「え? ため息なんかついた?」
今度は呆れたように女御がため息をつく。
花菜が宿下がりをして今日で三日。
折角なのだからと、十日はお休みなさいと送り出した。
なので、戻るまでにはあと七日ある。
我が弟のため息の原因は恐らくそこにあるのだろうと思いながら、女御は月君をチラリと見た。
「あなた、花菜のところに届け物にいってくれないかしら」
「え? 何を」
振り返った月君の瞳が輝いている。
それがおかしくてクスッと笑いながら、女御は月君の前に箱を差し出した。
「珍しいお菓子を頂いたのよ。それから、これは花菜のお父さまが少し風邪気味だと言っていたので、滋養強壮のお薬よ。お湯の中に入れて飲むといいそうだから」
月君は、それらを受け取るなり「わかった」と席を立った。
「ハァ……」
「なんですか、来ていきなり、その溜め息は」
「え? ため息なんかついた?」
今度は呆れたように女御がため息をつく。
花菜が宿下がりをして今日で三日。
折角なのだからと、十日はお休みなさいと送り出した。
なので、戻るまでにはあと七日ある。
我が弟のため息の原因は恐らくそこにあるのだろうと思いながら、女御は月君をチラリと見た。
「あなた、花菜のところに届け物にいってくれないかしら」
「え? 何を」
振り返った月君の瞳が輝いている。
それがおかしくてクスッと笑いながら、女御は月君の前に箱を差し出した。
「珍しいお菓子を頂いたのよ。それから、これは花菜のお父さまが少し風邪気味だと言っていたので、滋養強壮のお薬よ。お湯の中に入れて飲むといいそうだから」
月君は、それらを受け取るなり「わかった」と席を立った。



