ふたりがクスクスと笑い合っているその頃。
仕事を終えた碧の月君は、宮中の一角で友人たちと談笑していた。
話の種は――。
「あはは、相変わらず面白いな、あの子は」
「笑い事じゃない。すれ違いざまに睨み返すんだぞ、女官の分際で。生意気だし、なんなんだあれは。あんな奴がいると宮中の質が落ちる」
腹に据えかねると言った様子で、碧の月君の眉間には皺が寄りっぱなしである。
彼は女官採用の面接に同席した時から、花菜の元気溢れる行動に嫌悪感を抱いている。
花菜の採用を唯一反対したのも、彼だった。
李悠はやれやれとため息をつく。
「そもそも、お前が睨むからだろう?女の子相手に。何が気に入らないんだ?」
「下品」
悩む間もない即答だ。
仕事を終えた碧の月君は、宮中の一角で友人たちと談笑していた。
話の種は――。
「あはは、相変わらず面白いな、あの子は」
「笑い事じゃない。すれ違いざまに睨み返すんだぞ、女官の分際で。生意気だし、なんなんだあれは。あんな奴がいると宮中の質が落ちる」
腹に据えかねると言った様子で、碧の月君の眉間には皺が寄りっぱなしである。
彼は女官採用の面接に同席した時から、花菜の元気溢れる行動に嫌悪感を抱いている。
花菜の採用を唯一反対したのも、彼だった。
李悠はやれやれとため息をつく。
「そもそも、お前が睨むからだろう?女の子相手に。何が気に入らないんだ?」
「下品」
悩む間もない即答だ。



