おそるおそるドアを開けてみたら、 その人はまだいた。 あきらめてくれればいいのに。 謝らないあたしもいけないんだけど。 「なんですか??」 ちょっと知らん顔で答えたら、 その人の眉間には またたくさんのしわができた。 せっかくかっこいいほうの顔なのに。 その人はわざとらしく大きな息をはいた。 「……隣の者だけど。 おまえさ、なんかこがした?? すんげー臭いんだけど。」