眠り姫に100万回のキス☆



「あのさ、」




あたしは何も言ってないのに、桜庭は話出す。




「中学の時のこと、聞いた」




えー…?




「俺、そのこと聞いて姫にもっと、ちゃんと謝りたいって思ったんだ」




桜庭は真剣な顔だった。




「…けっこう大したことじゃなかったでしょ?」


「そんなことないよ。俺、どんなことでもいいから姫の力になりたいって思った。中学の時のこと。忘れさせてやりたい」




最後は笑顔で言う桜庭を見て、胸が苦しくなった。


何で…