なーんだ。 コイツも同じなの。 「あたし、やっぱりアンタは嫌い」 あたしの突然の発言に驚きの表情を見せる桜庭。 「姫…?」 「あたしに関わらないで」 早足で歩いた。 それに桜庭はついてくる。 「ちょっ…姫!?」 「アンタが!何を言おうとあたしは変わる気はない」 あたしの、あたしの心に土足で踏み入らないでよー… そのまま走って帰った。