「姫?」 「あっ…なっ…何!?」 急に桜庭が呼んでくるからビックリした。 「歩ける?」 あ、心配してくれてるんだ… 優しいな… 「もう大丈夫。花火始まっちゃうけど…人いっぱいだよ?」 周りには人人人。 こんなんじゃ見えないよ… すると、 「よく見える穴場があるんだ」 桜庭が言った。 そして、あたしの手を引いてゆっくり歩きだした。