「俺、姫を守るから。絶対」




抱きしめながら言った。




「うん…」


「だから、今度の夏祭りに浴衣着て?」




・・・・




「なんで、そうなるの?」


「なんとなく…ダメ?」




ちょっと可愛く言ってみる。




「キモいから嫌」


「え~!!」


「ウソ。いいよ。って、これ前と同じパターンじゃん」




あ、笑った!!


やっぱり、姫は笑顔がいい。