「桜庭じゃないか。どうしたんだ?」 先に気付いたのは久保田。 「…姫のお迎えです」 「あ、桜庭。あたし、忘れ物しちゃったから教室行ってもいい?」 「うん。早く帰ろ?先生、さよなら」 そう言いながら、姫の手を引っ張った。 「ちょっ…先生、さようなら」 「あぁ、また明日」 俺は…嫉妬したんだ。 別に、普通なのに。 俺の姫なのに。