唯斗君はとびきり私だけに甘い

「じゃあ、俺はそろそろ行くねバイバイ!」
「あ、はい…さよならー!」


そしてその後放課後清掃を頑張ってやって、終わり、急いで家に帰った。


「ただいまー!」
「おかえり~」
そう言ってキッチンからで出てきたお母さん。
「おう、帰ってきたのか、日向美おかえり」
「むむむ…、この声は…」
私はそう言って、声の主の方に視線を移動した。
「やっぱり!」
そう、その声の主は…お父さんなのだ。
何故こんなに私が喜んでいるかと言うと、お父さんは仕事の都合で約2ヶ月に1回しか帰ってこないからだ。