「ごめん。リンカをそういう目で見たことないや。でもリンカはいつでも大切な親友だから!」と言われた。
断られた……親友か…………
………………………
今にも涙が出そうだったが、笑って「ごめんね!」と言った。
そして走って屋上を出た。

その日はレンくんに会わないように、走って家まで帰った。
家に帰ると、お母さんが引越しの準備をしていた。「手伝って!」と言われたが、無言で部屋にむかった。

スマホを見ると、ハルから「どうだった?」というメッセージが届いていた。
言いたくなかったので、既読スルーした。