私は急いで屋上に戻った。
次の授業は休もう。そう思った。

その時屋上の扉が開いた。
ハルだった。
私真っ赤な目で「何?」と言った。
「お前レンのこと好きなのか?」
と逆に聞き返される。
………………無言が続いた。
…「あんたに関係ないでしょ!」
とはっきり言ってやった。
「関係ある」とハルが真剣な顔で言ってきた。
私は一瞬ドキッとした。
ハルの真剣な表情に涙が出そうになる。
本音を言おうと思った。
「好きだよ!」と言った。
ハルは少しも動じず「じゃあ言って来いよ!」と笑顔で言った。