それからいい気持ちだった。
しかしその気持ちは一瞬で誰かさんに破壊された。

「今日は転校生を紹介します!」と先生が言った。私はまさかと思った。そのまさかだった。
黒板の前にはハルがいた。
クラスのみんなは「カッコイイ」など私がそうとは思えない言葉を言っている。
「上田ハルくんだ。みんな仲良くしなさい!」
と先生が言った。
同じクラスにまでなるなんて……と私は絶望した。するとレンくんが聞いてきた。
「あのハルって子知り合い?」
私はハルのことを全て教えた。
するとレンくんは「大変だね!まあ話聞いてる限りだといい子そうだし、友達になろう!」と言った。やっぱりレンくんはいい人だ。と思った。