周りの人は全員いなくなり、レンくんは私に気づいた。
レンくん「おはよう!」と言ってきたが、それ以外は何も言って来ない。
様子がおかしい。下を向いて何も喋らない。
「レンくんどうしたの?」と話しかけてみた。
レンくんはこちらを向いて「大丈夫。ごめん。」
と言ったが、明らかに顔が真っ赤だった。
具合が悪いんだ。と思った。
私は思い切って「先生!レンくんが具合悪そうなので、保健室に連れて行ってもいいですか?」と言った。先生はオーケーしてくれた。レンくんは驚いた顔をして、「俺全然具合悪くないよ!」と小声で言った。「えっ」

先生に怪しまれるので、一旦教室を出ることにした。
「どういうこと?」と私の聞いた。