今日は雨の日だったが、
私の気分は晴れだ。レンくんに自分から挨拶出来たからだ。そんな些細なことでも、私にとってはとても嬉しかった。

隣を見ると、レンくんがいた。
もちろん周りには、大勢の生徒。
違うクラスの人までいる。
その時
「レンくん!」と呼ぶ可愛らしい声が聞こえた。
見ると、ユリちゃんがいた。
私はユリちゃんのようなキャラは、あまり好きではない。
好きな人がレンくんだということが原因の一つだろう。

レンくんとユリちゃんの様子を見ていると
「カップルみたい!」「美男美女だな」
などの胸が締め付けられるような言葉がたくさん聞こえてきた。「私も可愛いかったらなー」と思わず声に出して言ってしまった。
確かにお似合いだと思った。