レンくんと帰った後、私はベッドにころがって考えた。レンくんの好きな人誰なんだろう。と……
ユリちゃんが違うとしたら、Аちゃん?それともВちゃん?
考える度に悲しい気持ちになる。

今日は休みだ。特にやることもないので、スマホゲームをやることにした。スマホを見て思った。
レンくんとMINEを交換していないと。
私はそんなに遠い存在なのかと思ってしまった。

すると、コツコツと窓を叩く音がした。
怖くなり、布団に潜った。
コツコツコツコツとずっと叩いている。
思い切ってカーテンを開けると、そこにはレンくんがいた。木を登って、窓まで来たようだ。
凄い運動神経だな!と思わず笑ってしまった。