20分ほど私は泣き続けたが、レンくんはその場を離れなかった。

私は言った「ありがとう」と
レンくんは言った「思い出したくない記憶もあるよな!ごめん。」と謝ってきた。予想外だった。
めんどくさいとか言われると思った。
「家まで送って行くよ!もう暗いし。」
とレンくんは言った。こんな優しいレンくんに怒鳴った自分が許せなかった。
私は思いきって「さっき怒鳴ったりしてごめんね!」と言った。
そしたらレンくんは笑って「気にしないで!」
と言ってくれた。

それからレンくんは家まで送り届けてくれた。
すごく嬉しかった。家に帰ってからもレンくんのことばかり考えていた。