高校入学の日。
爽やかな快晴が空に広がっている。周りには、私以外の生徒の笑い声や笑顔が溢れている。

普通であれば、こっちも明るい気持ちになるが、私は違う。私は人混みが苦手だ、人も苦手だ、学校までも苦手だ。妙に緊張して、疲れるからだ。
小さい頃からそうだ。

こんなことを考えていたら、いつの間にか校門前にたどり着いていた。学校に入って行く大勢の人達を見ていたら急に緊張してきた。目の前がクラクラする.....
バタリッ

「大丈夫!?」「どうしたの!?」....
大勢の人が集まってくる。