虹色シンデレラ

俺と祐介は高宮の家に戻った。


「お帰りなさいませ」

菅原が迎えてくれる。


俺の後ろに現れた祐介に一瞬イヤな顔をしたものの、何も言うことはしない。


「父さんは?」

「書斎においでです」

「そう。しばらく話があるから、誰も来ないでくれる?」

「かしこまりました」


行くぞ。と祐介を見てから、俺たちは父さんの書斎に向かった。