虹色シンデレラ

しかし、周りの通行人が駆けよる方が早かった。


「大丈夫ですか?」

最初に駆けよってくれたのは中年の女性。

「お願い、助けて。助けてください」

出せるだけの声で、私は叫んだ。


大きくなっていく人集り。

「誰か救急車を呼べ」

「警察はまだか?」

声が飛び交う。


男たちも近づこうとして、あきらめて車を発進させ逃げてしまった。


よかった。

助かったんだ。

安心した私は、気を失った。