虹色シンデレラ

次に気がついたのは、車の中だった。

着ていたブラウスは引き裂かれ、スカートは・・・

足下に落とされている。


ウ、ウウッ。

無意識に嗚咽が漏れた。


「泣くな。まだ何もしちゃいない」

助手席の男が後部座席に横たわる私を振り返った。


「嘘つき」

何もしていないわけがない。

体中が痛いし、口の中に血の味もする。

それに、頭が割れるように痛い。


「嘘じゃない。あんたが抵抗するから多少手荒なことはしたが、まだやってない。まだな」

まだって・・・

「宮家の若奥様をこんなところでいただいたんじゃもったいないからな」

ククク。といやらしい顔。