虹色シンデレラ

一瞬ポカンと哲翔を見つめた後、私は近くにあったタオルで哲翔の手を包んだ。


「今、消毒と包帯を持ってくるから」

「いいよ」

「よくない。いいから待っていて」

私は立ち上がり、歩き出す。

部屋の入り口へ向かい、途中で向きを変えた。



ガラ ガラッ。

まずはこの部屋の暗い雰囲気を一掃したくて、カーテンを開ける。


「うわっ、まぶしい、やめろ」

顔を覆い、頭を抱える哲翔。