「虹子-」

「未来ー」

手を振って駆け寄った。


未来に会うのも久しぶり。

祐介くんと3人で出かけて以来。

お互い忙しいのと、授業もほぼ終わってしまって大学に行くことが少なくなってしまったから。



「なんか痩せた?」

え?

「そんなこと・・・」

ないと思うけれど。

「もしかして、苦労してるの?」

ええ?

未来が向ける心配そうな視線。


「何でそう思うの?」

逆に聞いてみた。